畳のメンテナンスや掃除に
どの程度気をつけていますか?
環境や使い方によって畳自体の寿命ははるかに延びます。
ここでは畳の扱い方、またメンテナンスについて説明いたします。
真夏には涼しさを、厳寒の畳の部屋は保温力が強く一家団欒の暖かさを感じ、
その感触は他の敷物では絶対に味合うことができません。
また、摂氏15℃以上で湿度75%以上になると、カビやダニ
(カーペット・布団よりは少ない)が発生しやすくなりますので
通気、換気などに心掛けてください。
畳を掃除する場合
畳はイグサを縫いこんである畳表を使用しているので表面が凸凹しています。部屋の中央など人通りのあるところは問題ないのですが、壁際の凸凹には埃などの微小のゴミが入り込んでしまいます。
畳の拭き掃除は、お部屋の通気を良くして、雑巾を固くしぼって余分な水分を畳が吸収しないように拭いてください。
特に新しい畳は濡れ雑巾などで拭くと畳が黒ずんでしまう場合があるので必ず乾いた雑巾で、カラ拭きを行ってください。 |
畳を上げる場合
畳床のウラ側と床板の同じ位置に(1畳毎)記号をつけて上げ、敷く時も記号が合うように敷いてください。 理由は畳は一枚一枚補正を行って作製しています。 なので微妙にサイズが違いますので敷く位置を変えてしまうと入らなくなってしまう恐れがあります。
畳を持ち上げる際はドライバーなど鋭利なもので縁と縁の合わせ目から斜めに刺して持ち上げてください。 |
畳縁は
最近の畳縁はほとんどが合成繊維系なので摩擦には非常に強く変色も少ないです。
しかし、熱には弱いのでアイロンやタバコの火には十分気をつけてください 。 |
日焼けを少し直したい
まず雑巾などに中性洗剤の薄め液を染み込ませ固くしぼった状態で拭いてください。 次に、酢を1%くらい混ぜたぬるま湯で拭いてください。 |
焼け焦げをつくってしまったら
タバコのように小さい場合は、オキシフルで漂白し、ロウをたらして穴を埋め、セロハンテープなどで穴をふさぎます。
畳表は編みこんであるのでたとえ一部分に穴が開いたとしても完全に修復することは不可能です。
それでも完全に修復したい場合は、表替えをお勧めします。 |
家具の足跡がついてしまった
凹んだ所に適度に霧吹きをして、濡れタオルの上からアイロンをかけてください。
あまり深い凹みの場合は床自体にダメージがあるので畳自体を交換することをお勧めします。 |
畳にカビが生えてしまったら
消毒用アルコールをスプレーするか、布などに染み込ませて拭いてください。
当店で販売している『エバークリーン』も有効です。 |
畳にダニが発生したら
ダニなどが発生する場合は部屋全体の換気が原因の場合がほとんどなので掃除の回数を増やしたり、自然通気に心がけてください。
当店の畳はすべて防虫畳床を使用しているのでダニの発生は極力抑えることが可能です。(ダニの発生源は畳とは限らないので完全ではありません。) |
醤油や灯油をこぼしたら
こぼした上に小麦粉、塩、ベビーパウダー、粉石鹸、クレンザー等の粉末をふりかけ、十分液体を吸い取らせてから処理し、その後固く絞った布でよく拭いてください。 染みになってしまった場合は裏返しでも汚れが目立つ場合があるので表替えをお勧めします。 |